みなさんこんにちは。高雄ワーホリ経験がある@olivertomolifeです。
台湾と言えば、コロナ騒動のなかでオードリータン氏をデジタル大臣に起用したり、女性議員の活躍があるイメージがある方も多いのではないでしょうか?
実際に2020年の総統選挙では、投票率が80%超えるなど、国民の主体的な政治参加が見受けられます。
また、2022年は台湾の統一地方選挙があり、私も街中で人々の様子を見て感じることがありました。
今回は台湾の政治やユニークな選挙活動などについて紹介していきたいと思います!
- 台湾の選挙制度について知りたい
- 台湾選挙の特色を知りたい
- 台湾に興味がある
- 台湾の政治体制は○○分立?
- 台湾の選挙制度とは?
- 台湾のユニークな統一地方選挙とは?
2020年2月から一年間高雄でワーキングホリデーを経験。現在は台北で留学中。
それでは、本文に入っていきたいと思います。
台湾の政治体制は○○分立?

まず、簡単に台湾の政治体制について説明していきたいと思います。
台湾は民主主義を中華民国という名の下で取っている国で、2021年時点で14か国の承認国があり、とても厳しい状況が続いています。
しかしながら、台湾には半導体企業のTSMCがあり、アメリカにとっては失ってはならない防衛線として見られているのではないかと思われます。
近年では、中国の太平洋地域への島国への莫大な融資によって、台湾承認国だった国が寝返る事態も起こっています。
小国は大国に歯向かうことが出来ないので、結果として上からの命令に従うことになってしまいます。
話を戻すと、日本は1972年の日中共同声明に伴い、中華民国との国交を断絶していますが、経済や文化面での交流は続いています。
台湾の政治体制の特徴としては、行政、立法、監察、司法、考試の5権分立を取っていて、それぞれで権力均衡を保っています。
民主化までの流れをおさらい
現在の台湾からは想像が出来ないかもしれませんが、台湾はつい最近まで独裁政権が権力を握っていました。
台湾は日清戦争後に清の統治下から日本へ割譲され、約50年間日本が委任統治をしてました。
その後日本は大東亜戦争に敗戦し、当時中国国内で抗争をしていた国民党が台湾に攻め込む事態に。
結果として、中国国民党の蒋介石が権力者となり、台湾を統治することとなります。
そして1994年に李登輝氏が民主化を進め、現在の台湾になりました。
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台湾の選挙制度とは?

1990年までは一期6年の任期でしたが、李登輝氏が1994年に、1期を4年として2期を上限に変更しています。
これによって、政治腐敗を防ぐとともに、時代の変化にも対応がしやすくなったと言われています。
台湾の3大政党
政党名 | 中国へのスタンス | 特徴 |
民主進歩党 | 対抗 | 同性婚に肯定的 |
中国国民党 | 協力的 | 同性婚に否定的 |
台湾民衆党 | 親中+親米 | 若者の支持が高い |
主な主要な政党は上記の3政党で、中でも国民党の勢力が強いですが、2020年以降は民進党の勢力も高くなりつつあります。
台湾の北部では、国民党が強く、南部では民進党が強いとも言われていて、選挙時には台湾全土で盛り上がりを見せています。
選挙時の様子を紹介している映像を以下に紹介しておくので、参考までにどうぞ。
台湾のユニークな統一地方選挙とは?

4年に1回行われる台湾の地方統一選挙【中華民國地方公職人員選舉】が、今年の2022年に行われます。
投開票日は11/26で期日前投票は無く、2024年の総統選挙の前哨戦として位置付けています。
統一選挙では、中華民国直轄市の市長、市議、里長、原住民区長区民代表、他11県と3都市や金門、連江でも同様に選挙があります。
選挙の開票日である11月になると、街中に選挙ポスターが貼られ、選挙一色になります。
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統一地方選でユニークだと感じたこと3点
1 選挙ポスターが大きい

まず最初に驚いたこととしては、選挙ポスターの大きさで、建物の外壁の壁に大きく貼られていることに驚きました。
建物や場所によって異なりますが、街を歩いていると自然に目に入るほどに大きさです。
また、日本と異なる点としては、公共バスのラッピングにも候補者の名前が広告のように貼られている点です。
これらの点を踏まえて、台湾の選挙への熱量の高さを改めて知ることが出来ました。
2 ポケットティッシュが無料でたくさんもらえる

次にユニークだと感じたのは、候補者たちによる、街頭でのポケットティッシュ配布です。
駅前では朝と夕方に候補者のボランティアが一生懸命にティッシュ配りをしています。
個人的にポケットティッシュはもらって嬉しい物なので、私はいつも積極的にもらっています笑
候補者によってティッシュの個性も違っていて、とてもユニークな宣伝活動だと感じました。
3 市民の選挙意識が高い
また、市民の選挙への意識がとても高く、候補者のボランティアに若者が率先して参加している印象を受けました。
実際に私の台湾人の友人も政治の話を好む人が多く、日常的に家族や友人たちと議論をしていると言ってました。
民主化された20数年間での、全世代の政治参加は、国家としての理想的な姿だと言えるでしょう。
まとめ

- 台湾の政治は5権分立
- 民主政治が機能している
- 選挙時は街中の雰囲気が変わる
今回の記事では、台湾の政治とユニークな選挙活動について紹介しました!
台湾は1994年以来民主的な政治体制となり、4年ごとに選挙が行われています。
選挙時には警察による徹底的なチェックがあり、違反を発見した物には奨励金もあるようです。
しかしながら、台湾では依然と国民党の勢力が高く、不安定な政局が続いています。
その一方で、若者の政治参加が高く、国家の未来像を考えている青年も多いので、今後の動向にも注目したいものです。
本ブログでは、台湾に関する情報を随時更新しています。
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