みなさんこんにちは。高雄ワーホリ経験がある@olivertomolifeです!
台湾には、日本統治時代の遺跡が数多くのこされているのですが、その中でも押さえておきたいのが紅毛港保安堂です。
なぜなら、台湾で唯一70年以上日本人の戦没者を祀っているお寺だからです。
最近このお寺をSNSで知ったという方も多いと思うので、実際に行ってみました!
なぜ、このお寺が日本の戦没者を祀ることになったのか、そこには驚きの逸話が!?
2020年2月から一年間高雄でワーホリを経験。現在は台北で留学しています。
それでは、本文に入っていきたいと思います。
日本と奇跡的な繋がりを持つ紅毛港保安堂とは?
台湾が好きな方でも紅毛港保安堂について初めて耳にする方も多いのではないでしょうか?
紅毛港保安堂は高雄市の鳳山區にあるお寺で、元々は小港という場所にありました。
保安堂の由来は、大正12年頃に海岸で漁をしていた際、網にかかった人間の脚の骨を奉納したのが始まりと言われています。
時代は変わり、日本軍は1944年の11月23日午前10:00に高雄から生存者を護送していました。
しかしながら、11月25日午前01:15分にバシー海峡でアメリカ軍の魚雷によって沈没してしまいます。
その後時を経て、大東亜戦争後に漁師たちが漁をしていた網に頭骨がかかりました。
漁師たちはその頭骨をお寺に飾ると、なんと亡くなった本人が彼らの夢に出てきたそうです。
なんと、亡くなった頭骨の本人は「日本海軍第38号艦長の高田又男さん」という方でした。
高田さんは夢の中で、亡くなった私たち145人の魂を祀ってほしいと頼んだそうです。
その夢をみた人々は丁度小港の開発もあり、現在の鳳山の場所にお寺を作り彼らを祀ったようです。
70年以上経った現在でも、亡くなった145名の名前を館内で確認することが可能です。
故安倍晋三元首相の銅像を見学
突然の安倍元総理大臣の暗殺を受け、世界中が悲しみに暮れていた中、台湾の財界人が動き出します。
事件後には、台湾の立法委員の許智傑氏を中心として、寄付を募り銅像制作が始まりました。
そして2022年9月24日に安倍元総理大臣の銅像と石碑が完成。
ちなみに私が保安堂を知ったきっかけは、銅像をインターネットで見かけたのが始まりです。
こちらの銅像はお寺の右側にあり、石碑と「台湾の永遠の友人」の横断幕と共に設置されています。
タクシーを降りてすぐに私は銅像の元へ向かい、感慨深い思いに浸りました。
改めて台湾の皆さんの厚意に感謝を申し上げたいと思います。
必見!紅毛港保安堂の3つの展示物とは?
1 海府大元帥を祀る経壇
保安堂の中に入ると、中心には高田艦長を祀る経壇があります。
黄金の台湾らしい煌びやかな装飾品で祀られています。
細かなところまで工夫がされているので、観察してみると面白いと思います。
2 日本海軍第38号艦隊の再現模型
館内の左側には、再現された艦隊が展示されています。
日本海軍の艦隊は骨格がしっかりとしていて、堂々とした姿でした。
3 神輿と記念撮影コーナー
こちらには、毎年祭りで使われている神輿が展示されています。
記念撮影のプレートもあるので、写真を撮ってみるのもよいでしょう。
まとめ
- 台湾唯一の日本海軍を祀るお寺
- 日台友好の聖地
- 日本人なら一度は行くべき
今回の記事では、日本海軍が祀られている紅毛港保安堂について紹介しました!
紅毛港保安堂は台湾で唯一日本海軍を祀っているお寺です。
高雄は日本からの直行便もあるので、機会があればぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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